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二田一比古ジャーナリスト

福岡県出身。大学卒業後、「微笑」(祥伝社)の記者に。その後、「Emma」「週刊文春」(ともに文芸春秋)をはじめ、多くの週刊誌、スポーツ新聞で芸能分野を中心に幅広く取材、執筆を続ける。フリー転身後はコメンテーターとしても活躍。

ドラマも映画も永野芽郁が不在でも困ることなし…2025年は20代女優の当たり年

公開日: 更新日:

デビューした頃はほとんど目立たない女優だった河合優実

 大手事務所に所属する彼女たちは野球に例えればドラフト上位の女優。順当な活躍だが、ドラフト外から出てきたのが河合優実。浜辺と同じ24歳だ。

 デビューした頃はほとんど目立たない女優だった。高校生のイジメをテーマにした映画で注目され、一昨年のNHKドラマ「家族だから愛したんじゃなくて、愛したのが家族だった」で「この女優、凄い」と関心が高まった。昨年、主演映画「ナミビアの砂漠」でカンヌ国際映画祭の国際映画批評家連盟賞を受賞。さらに主演した「あんのこと」では母親から体を売ることを強要される娘を好演。「20代でヌード、絡みを迫真の演技でできる女優は他にいない」と業界からも高い評価を受ければ、ドラマ界も関心を持つ。

 昨年、TBSが「不適切にもほどがある!」で阿部サダヲの娘役に起用。狙い通りに大当たり。ドラマは大きな話題を呼んだ。

 放送中の「あんぱん」ではヒロインの妹・蘭子役。

 主役を食ってしまいそうな存在感を放つが、NHKも心得たもので蘭子の出番を少なめにしているようにも見える。

 河合の全身で圧倒する演技に視聴者も「次はどんな作品でどんな役を」と期待を膨らませている。永野の主演映画「かくかくしかじか」の意味は“このように”の意味。ドラマも映画も永野がいなくとも“かくかくしかじか”困ることはなさそうだ。

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