子供の眼の位置がずれていて…斜視は手術すべきでしょうか

公開日: 更新日:

 斜視には生後6カ月以内に発症する先天性の斜視(先天性内斜視)と6カ月以降から3歳ごろまでに発症する後天性の斜視(調節性内斜視)があります。

 先天性の場合、遺伝や筋肉の異常、脳腫瘍といった病気に起因する神経の異常といった可能性があって、後天性は主に遠視が原因と考えられます。遠視は遠くも近くもピントが合わないので、調整力を働かせる過程で目が寄ってしまう。いずれにしても早く見つけて診察しないと弱視になってしまいます。

 一般的に視力の発達は6歳ごろで止まっていき、10歳以内が治療のリミットなので、目の異常を見つけて適切な治療をするためには、遅くとも市町村が実施する3歳児健診までに視力を測り、状況を把握しなければなりません。このタイミングを逃すと次は小学校に入学前の6歳児健診になってしまい、異常が見つかっても回復が見込めないケースは少なくないのです。

 先天性、後天性ともに子供の斜視は親の観察が重要です。違和感を覚えたら、フラッシュをたいて撮った子供の写真を探してみてください。両目とも目のまんまん中に黒目があるか確認すると分かりやすいです。黒目の位置がズレていたら、写真を持参して眼科医を訪ねましょう。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    梅宮アンナ「10日婚」短期間で"また"深い関係に…「だから騙される」父・辰夫さんが語っていた恋愛癖

  2. 2

    「時代と寝た男」加納典明(19) 神話レベルの女性遍歴、「機関銃の弾のように女性が飛んできて抱きつかれた」

  3. 3

    ドジャース佐々木朗希に向けられる“疑いの目”…逃げ癖ついたロッテ時代はチーム内で信頼されず

  4. 4

    山本舞香は“ヤンキー”より“令嬢”がハマる?「波うららかに、めおと日和」《ふかふみコンビ》で人気急上昇

  5. 5

    元横綱白鵬 退職決定で気になる「3つの疑問」…不可解な時期、憎き照ノ富士、親方衆も首を捻る今後

  1. 6

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  2. 7

    中川翔子「Switch2転売購入疑惑」を否定も火に油…過去の海賊版グッズ着用報道、ダブスタ癖もアダに

  3. 8

    横浜流星「べらぼう」ついに8%台に下落のナゼ…評価は高いのに視聴率が伴わないNHK大河のジレンマ

  4. 9

    中日・中田翔がいよいよ崖っぷち…西武から“問題児”佐藤龍世を素行リスク覚悟で獲得の波紋

  5. 10

    ドジャース佐々木朗希「今季構想外」特別待遇剥奪でアリゾナ送還へ…かばい続けてきたロバーツ監督まで首捻る