がん
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つボイノリオさんも公表…「前立腺がん」最新の放射線治療は週末2回でOK
高齢化に伴って前立腺がんを患う人が増えています。全国がん登録によれば、2000年に2万人ほどだった罹患数は、21年には9万5584人と10万人近くになっているのです。 この男性で最も多いがんであることを1月に公表したのがラジ...
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バイデン前大統領が公表した「前立腺がん」は早期発見が大事…PSA検査を上手に利用する
米国のバイデン前大統領(82)が5月18日、骨転移のあるステージ4の前立腺がんを公表した。バイデン氏が最後に前立腺がんの検査を受けたのが2014年で、この11年間に発症して進行していたことになる。前立腺がんは70歳以上に多く見られ、...
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膵臓がんはなぜ早期発見が難しい?「尾道方式」なら5年生存率は全国平均の約2.5倍
乳がん治療の第一人者で昭和医科大特任教授の中村清吾医師が5月9日、膵臓がんで亡くなった。68歳だった。中村医師は2023年5月にステージ4の膵臓がんで、肝臓に転移していることを公表し、化学療法(抗がん剤)を受けていた。 中村...
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膀胱がんの5割はたばこが関係…他界した小倉智昭さんもリスク知らず
たばことがんの関係というと、一般の方は肺がんを思い浮かべるかもしれません。肺もそうですが、膀胱もたばこの影響を受けやすいことが知られています。 韓国では、40歳以上の閉経女性約136万人を追跡したところ、たばこを吸わない人に...
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チャン・グンソクが手術を回顧…甲状腺がんは穏やかなタイプでも男性は高リスク
韓流スターに人気が集まる中、俳優チャン・グンソクさん(37)は甲状腺がんで闘病していたことを振り返っています。韓国で13日に放送されたバラエティー番組の終盤で次回のゲスト出演が予告され、闘病当時の心境を語ったそうです。 「いく...
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コロナ禍に定着した“受診控え”で進行がんになる悲劇
コロナ禍が明けて2年あまり、生活はコロナ前の状態に戻っていると思いますが、皆さんの受診スタイルはいかがでしょうか。これについて気になるニュースがネットに掲載され、注目されています。その内容は以下の通りです。 ピアニストの竿下...
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目覚めると激痛が…歌手の市川由紀乃さん卵巣がん手術を振り返る
「悪性の可能性が高いので入院、手術が必要です。仕事はいったん全部ストップしてください」 それは2024年6月、ちょうど松平健さんの座長公演に出させていただくことになって、1回目のお稽古を終えたところでした。「すぐ来てください」...
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マッサージで血流が良くなるとがん細胞が活発化するは本当か?
がん患者にマッサージをすると、がん細胞が活発化してしまう──。こんな話を聞いたことがある人もいるのではないだろうか。巷で言われるこれ、本当なのだろうか。 記者は一昨年に乳がんが判明、現在治療中のがんサバイバーだ。 が...
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宮崎市が4月から助成のHPVワクチン…男性こそ接種が必要な感染率の高さ
宮崎市は4月から男性のHPVワクチン接種費用を全額助成することを打ち出しています。全国的に男性向けの助成が広がる中、九州では初めてです。今回は、このワクチンについて紹介しましょう。 HPVはヒトパピローマウイルスの略称で、性...
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ステージ3「結腸がん」70代患者はなぜ抗がん剤を受けられなかったのか?
心臓病の発症後にがんを患う高齢者も少なくない。当然、治療法は通常のがん治療とは異なる。心筋梗塞を患い大腸がんを併発した場合はどうなるのか。 都内在住の矢野英之さん(仮名=76歳)は、30年来の糖尿病患者。体重が約100キロも...
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がん血管内治療は「アブスコパル効果」の導火線になる
がん治療における「アブスコパル効果」をご存じか? がん組織の一部を治療しただけでも他の場所のがんが小さくなる現象のことを言う。放射線治療などで時折見られるこの現象の頻度を高め、がん治療の新たな武器とする方法が研究されているなか、がん...
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俳優の三夏紳さん前立腺がんの全摘手術後に執刀医から頭を下げられ…
「大腸がん」や「脳梗塞」も経験しましたが、話として一番盛り上がるのは10年前の前立腺がんかな。 血尿が出たんですよ。最初は大したことなかったんですけど、だんだん血の混じる割合が多くなって病院へ行ったのです。初めは「前立腺肥大か...
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食道もすい臓も…がんリスクは歯周病でアップする
歯周病は、細菌感染による炎症で歯茎が腫れて出血したり、歯茎の骨が溶けたりして、最悪の場合、歯が抜けてしまいます。口の中の病気ですが、最近はがんとの関係も明らかになっているのです。 横浜市立大付属病院歯科・口腔外科・矯正歯科の...
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難治のすい臓がんでもステージ1なら10年生存率は3割ある
がんの治療成績を比較するとき、生存率が使われます。一般には5年生存率ですが、国立がん研究センターは10年生存率も調査。その最新版が公表されました。対象は、2012年にがんの診断と治療を行った361施設、約54万人です。 生存...
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お腹を切らずに治す大腸がんの内視鏡治療「ESD」…第一人者が解説
大腸がんと胃がんは、がんの中でも患者数が多い。これらは早期の場合、内視鏡による切除という治療選択肢がある。外科手術と異なり臓器を残せるので体への負担が少ないが、「内視鏡切除が可能なのに、残念ながら外科手術となっているケースが多々ある...
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原発不明がんで亡くなった森永卓郎さんの訃報で思うこと
分かりやすい経済解説で定評がある独協大教授の森永卓郎さんが28日、原発不明がんで亡くなりました。その前日までラジオ番組に出演されていたことが話題になったので、驚いた方もいるかもしれません。 一般にがんは発生した部位を原発巣と...
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「肺腺がん」はステージ3でも根治の可能性がある
肺がんの罹患数は12万人で、大腸がんに次ぐ2位。死亡数は男性1位、女性2位で、5万人超の命が奪われています。日本人によく見られるがんのひとつですが、ITジャーナリストの三上洋さん(59)は2つのがんが見つかり、そのうち1つがステージ...
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早期の「乳がん」治療で新たな選択肢 乳房を切らないラジオ波焼灼療法が23年末から保険適用で実施
早期乳がんに新たな治療選択肢が加わっている。岐阜県・中部国際医療センター乳腺外科/乳癌治療・乳房再建センターの德丸剛久副部長に話を聞いた。 新たな治療選択肢とは「ラジオ波焼灼療法」だ。乳がんの中に細い電極針を差し込み、ラジオ...
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血液がんの「CAR-T療法」保険適用から5年…その実力は?
「CAR-T(カーティー)療法」は、新たに登場した血液がんの治療だ。日本で初めて承認されたのが2019年。当時は国内4施設でしか実施されていなかったが、現在は69施設まで広がった。北海道大学大学院・血液内科の豊嶋崇徳教授にどういう治療...
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俳優・山崎努さんはステージ4から回復 食道がんでの高齢者に負担のない治療選択
俳優の山崎努さん(88)がステージ4の食道がんで闘病されていたことを月刊文芸春秋に語り、話題を呼んでいます。幸い治療を終えたいまは、すっかり元気になられたようで何よりです。 文芸春秋によると、胆のうの痛みで受診。そのときの担...
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小倉智昭さんのがん死で気になる「2025年問題」
昨年暮れ、小倉智昭さん(享年77)が、膀胱がんの闘病の末に亡くなられたのはショックでした。私と同い年の団塊世代だからです。 今年は、団塊世代がすべて75歳以上になる「2025年問題」がクローズアップされる節目の年。小倉さんの...
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若者に増加中の大腸がん…沖縄に見られる世界との共通点
がんは高齢になって発症しやすい病気です。一般論として間違いありませんが、若くして発症するケースもあります。その典型が大腸がんで、世界的に若い人の発症が増えているのです。 米国がん協会がんサーベイランス研究のグループは、世界保...
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青森県は20年連続ワースト…死亡率から見える“がんの県民性”
がんにも県民性があることをご存じでしょうか。厚労省が毎年まとめている「人口動態統計」には、都道府県別がん死亡データが掲載されています。今月13日にまとまった2023年版によると、75歳未満年齢調整死亡率(全部位)で青森県は86.1で...
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乳がん手術後の「乳房再建」で後悔しないために知っておきたいこと
乳がんで乳房の全摘手術を受けた人に対し、人工乳房による再建が保険適用となったのは2013年。それから10年以上が経つが、乳房再建について「言葉もどんな治療法かも知っていた」という人は16%に過ぎない(乳がん手術後の「アピアランスケア...
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仕事を失うことは命を失うのも同然…見栄晴さんは下咽頭がんの手術を選ばなかった
「たぶん“がん”だと思うので、病院に行ったら予約を早くしてくれるように初めにお願いしてください」 今年の1月、診てもらった耳鼻科を出てすぐ、追いかけてきた看護師さんにそう言われ、さすがに動揺しました。 お正月に家族旅行...
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梅宮アンナさんの告白が話題…乳がん検査でエビデンスあるもの、ないもの
乳がんで右胸を全摘したタレントの梅宮アンナさん(52)が診断のいきさつやこれまでの気持ちの変化などについて文春オンラインに語った内容が話題を呼んでいます。その中には、がん専門医として注目したポイントがありますから、解説しましょう。 ...
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(11)やせる2型糖尿病薬と長寿との関係…抗がん剤より副作用が少ない
古い2型糖尿病の飲み薬であるメトホルミンに抗老化作用があるのなら、新しい2型糖尿病の飲み薬にも同様の効果があるのではないか? そう考えるのが自然だ。 実際に、2014年に日本で発売になった「SGLT2阻害薬」に抗老化作用があ...
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がんと血管病を併発したデーモン閣下…手術の順番はどうなる?
音楽家のデーモン閣下が早期がんのほかに、大動脈の病気にかかっていたことを告白し、話題を呼んでいます。突然、重い病気を2つも突きつけられ、動揺したようですが、このようなことは決して少なくありません。今回は、こういうときの対応について考...
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見栄晴さんは偽陽性でホッ…PET検査が“万能”ではない根拠
ステージ4の下咽頭がんで闘病中のタレント・見栄晴さん(57)が自らのSNSに転移の恐れがあったことを投稿。不安が募った気持ちを語っていて、話題を呼んでいます。 一連の報道などによると、8月末にPET検査を受けたところ、光る部...
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小中高では授業を実施…大人も「がんの知識」を子供や孫と一緒に学ぼう
高齢化の影響で男性は3人に2人、女性は2人に1人ががんになる。日本はいまや世界有数のがん大国で、がんについて正しい知識を深めることは不可欠だろう。そんな流れを受けて、小中高ではがん教育が行われている。それで抜け落ちるのが、大人のがん...