「長嶋茂雄」呼び捨ては失礼じゃなかった? 立川志らくの流儀が「正論」だった当時と現在の決定差
落語家の立川志らく(61)が、3日に89歳で亡くなった長嶋茂雄巨人終身名誉監督への追悼メッセージで、長嶋さんを呼び捨てにしたことについて、《公の場でスターを呼び捨てにしてもいいのは、存命中の話》などの投稿コメントが相次ぎ、時ならぬ敬称論争となっている。
それらに対し志らくは、《毎度言っていますが、スターは敬称略が礼儀。長嶋、ひばり、裕次郎、渥美清、大谷、イチロー。知り合いの場合や直接お会いした時はきちんと敬称で話すのが大人の礼儀》と持論を展開したが、世論は賛否両論のようだ。
「公人や芸能人を報道する際、一様に敬称を省略して扱うのが恒例となったのは、特定の個人だけに敬意を払っているという印象を与えず、公平に扱おうというスタンスからでした。もっとも、敬称略といっても呼び捨てと言うのとはニュアンスが違いますし、芸能人や著名なプロスポーツ選手の場合、親しみやすさや身近さを演出する効果もあり、お茶の間や子どもでも呼び捨てにする風潮になっていたのだと思います」
とは、大手新聞社出身のライター。